リハビリテーション

アキレス腱断裂

概要(疫学、症状)

30代以降の、スポーツ中の損傷が多いです。「ふくらはぎにボールが強く当たった」ような衝撃を感じることが多く、断裂したときの音が聞こえることもあります。歩行可能な場合もありますが、つま先立ちができなくなります。

原因

踏み込みやダッシュなどで下腿三頭筋が急激に収縮した時や、着地動作やしゃがみ込みなどで急激に下腿三頭筋が伸ばされたときに発生します。

検査・診断

通常はX線検査での異常を認めません。アキレス腱部の陥凹が特徴です。うつ伏せで膝を直角に曲げた状態でふくらはぎを強くつまんだ時の足首の底屈運動が消失します(Thompsonテスト)。

治療

損傷程度によってギプスや固定装具を用いる保存的治療か、断裂した部分を縫合する手術療法か決定します。保存的治療・術後のどちらもリハビリが必要であり、再断裂を防ぐことが重要です。

薬物療法

場合によって消炎鎮痛剤を服用します。

リハビリテーション(保存的治療の場合)

ギプスや装具よって足関節以外も固定されることになるため、最初は患部外を動かすリハビリから始めます。状態に応じて、徐々に関節可動域練習や筋力強化練習を開始します。

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

リハビリテーション(手術の場合)

アキレス腱治療用装具を着用しての歩行練習や足関節の可動域練習や筋力強化練習を段階的に開始します(手術を施行した病院のプロトコルに準じます)。歩行の獲得後は、患者様の日常生活活動に合わせた応用動作の練習を行います。

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

ADLでの注意点

しゃがみ動作や正座後の歩きだしはアキレス腱に負担がかかるので気を付けてください。

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草加整形外科内科

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