リハビリテーション

半月板損傷

概要(疫学、症状)

活動量の多い成人男性に多く発生します。膝のクッション材である半月板に亀裂や断裂が起こることで、膝関節の動きがスムーズに行われなくなります。膝関節周囲にも炎症が生じ、膝の痛みや可動域制限、歩行や階段昇降の困難感を生じます。

原因

転倒やスポーツなどにより半月板の耐久性を超えた過度の負荷がかかることが原因です。半月板の耐久性は普段の姿勢や生活習慣、スポーツ習慣などによるダメージの蓄積により年々低下します。スポーツでの損傷の場合、膝の靭帯損傷を合併する場合も多いです。

検査・診断

当院ではX線検査により骨折、関節症などを除外診断したのちに整形外科テストなどの結果から複合的に診断します。他院でのMRI検査を推奨する場合もあります。

治療

リハビリ及び薬物療法が実施されます。多くの場合保存的に治療が可能ですが、損傷が重度の場合、他院での手術を推奨する場合もあります。

薬物療法

抗炎症薬(主にNSAIDs)を用いた疼痛緩和を行います。

リハビリテーション

非外傷性の半月損傷の場合、身体機能/動作から半月板に負担をかけている原因を探ります。

当院のプログラム(運動・装具等)の目安 非手術の場合

当院のプログラム(運動・装具等)の目安 非手術の場合

当院のプログラム(運動・装具等)の目安 手術後の場合(手術医師の方針により変動)

当院のプログラム(運動・装具等)の目安 当院のプログラム(運動・装具等)の目安 手術後の場合(手術医師の方針により変動)

ADLでの注意点

膝に負担をかけやすい動作はしゃがみや正座です。また、歩きすぎや階段の上り下りも負担となることがあります。これらの動作を行う前は長時間の同じ姿勢を避け、準備運動を必ず行うように心がけましょう。

靴の工夫もしましょう。良い靴の条件は、踵がしっかり収まってずれないこと、つま先立ちをしたときに各足趾の付け根の部分がしっかり曲がっていること、靴の中央部分がねじれに強いことが挙げられます。有名メーカーのランニングシューズはこれらの条件を満たしていることが多いのでおすすめです。

 

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草加整形外科内科

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