リハビリテーション

肘関節骨折

概要(疫学、症状)

肘関節周囲の骨折は、上腕骨顆部骨折、肘頭骨折、橈骨頭骨折などがあります。転位(骨のずれ)が大きい場合は、神経の麻痺を合併することがあるので注意を要します。

原因

転倒・転落時に肘が伸びた状態で手をついた場合や、肘を直接ついた場合に受傷すること多いです。

検査・診断

レントゲン検査から診断します。

治療

転位がほとんどない場合は、鎮痛処置と物理療法を主体としたリハビリテーションを実施します。転位が強い場合は、手術療法が推奨されるので、手術が可能な病院を紹介します。

薬物療法

疼痛緩和のための消炎鎮痛薬が処方されます

リハビリテーション

骨の安定が得られるまでは、患部の固定と安静が優先されます。骨折部の腫脹が強いと、手関節や手指の機能に後遺症が残ることがありますので、早期から手の運動療法を開始します。骨折部の安定が得られる3週~1か月程度で肘関節の運動療法を開始します。手術後患者さんの場合は、基本的には手術を行った病院の医師の指示通りのプログラムで行います。

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

当院のプログラム(運動・装具等)の目安

当院のプログラム(運動・装具等)の目安(術後紹介の場合)

当院のプログラム(運動・装具等)の目安(術後紹介の場合)

ADLでの注意点

肘関節は思いのほか、生活で大きく動く関節です。骨折後数週間は患部の安静を保つため、なるべく受傷手の生活での使用は控えましょう。

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草加整形外科内科

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