リハビリテーション
関節リウマチ
概要(疫学、症状)
関節に炎症が起こることで、関節に痛みや動かしづらさ、変形が起こります。また炎症が全身に及ぶことも多く、倦怠感や発熱、めまいが生じることもあります。初期症状に朝の関節のこわばりや指の第2関節の痛みがあります。40代前後の女性に多く発症し、全国で70万人が罹患していると言われています。
原因
この疾患は自己免疫疾患とされており、身体が誤って自身(主に関節)を異物と認識してしまうことが原因であると考えられています。しかしながら、なぜ免疫システムにそのような異常が生じるのかは、現在までのところわかっていません。
検査・診断
X線検査と血液検査、症状から総合的に判断され、診断されます。
治療
当院ではリハビリテーションを中心に行います。薬物療法などによるリウマチのコントロールができていない方には専門医を紹介します。
リハビリテーション
リウマチで痛めやすい箇所は日常生活で負荷のかかりやすい関節である場合が多いので、当該部位への負担が少なくなるような、姿勢・動作指導や身体のコンディショニングを行います。
当院のプログラム(運動・装具等)の目安
ADLでの注意点
手先や足先などの小さい関節は特に痛めやすいので、重量物を指先で持ったり小さめの靴を履いたりすることは避けましょう。また、普段から冷房などで体を冷やさないように心がけましょう。