リハビリテーション
シンスプリント
概要(疫学、症状)
すねの骨(脛骨)の骨膜や周囲の筋膜、筋線維が損傷/摩耗する疾患です。長/短距離走やサッカーなど日常的に高負荷のスポーツをしている方に多く見られる疾患です。部活動で運動量の増える中学・高校生のほか、体重が重い方にも起こることがあります。
原因
スポーツ動作などによるふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋など)の使い過ぎが原因です。
検査・診断
超音波エコー及び疼痛部位などの理学的所見から診断されます。
治療
薬物療法とリハビリテーションにて保存的に治療を行います。症状が強い場合、日常生活での負荷を避けるためにテーピング固定や装具使用なども行います。
薬物療法
抗炎症薬(主にNSAIDs)を用いて、急性期の疼痛による不快を予防します。
リハビリテーション
安静指導とコンディショニングに始まり、スポーツ動作の確認・指導を行います。同じスポーツを続ける方の場合、再発の可能性が高いので特に再発予防が視野に入ります。
当院のプログラム(運動・装具等)の目安
ADLでの注意点
受傷直後の安静が大切になります。運動をされていて発症される方が多いため、しっかりとこの時期に休息をとり、炎症が引く様日常生活での過負荷に注意してください。